スタンディング形式でビールを飲みながら、
ブリュワーとの語らいを楽しむ
SVB横浜の月1恒例イベント「BREWER’S NIGHT」。
2015年8月にスタートし、
回を重ねるごとにビアファンの輪を広げてきた当イベントは、
2/9(金)にめでたく第30回を迎えました。
その盛況ぶりをレポートします!
18:30の受付開始から、続々とお客様が来場します。
常連の方も多く、皆さんウェルカムドリンク片手に、
談笑しながらイベント開始を待っている様子です。
19:00少し回ったところで、イベントスタート!
「代官山スパークリング」が配られ、
田山マスターブリュワーの音頭で「乾杯!」です。
そこかしこで、わいわいと乾杯シーンが繰り広げられます。
記念すべき30回目ということで、
フードメニューも「特別ペアリングコース」。
*スモークナッツ・ピクルス *生ハムとイチゴのサラダ
*葉野菜のタルトフランベ *カルボナーラ
*フォンダンショコラ
どれもSVBの定番ビールとのペアリングを楽しめるものばかりです。
この日、イベントに参加したブリュワーは6人。
田山智広(シニアマスターブリュワー)
蒲生徹(496)
鎌田敏裕(COPELAND)
羽場清人(on the cloud)
古川淳一(JAZZBERRY)
石原紀恵(シングルホップシリーズ)
時折ブリュワーたちによるペアリング解説もはさみつつ、
和気あいあいとした歓談が続きます。
そんななか、今回特別に趣向を凝らした試みがありました。
ピルスナー4種の比較試飲解説です。
「COPELAND」開発者である鎌田ブリュワーが、
ドイツ留学時に飲んでインスパイアされた本場のピルスナー(ドイツ&チェコ)、
開発に際して参考にした日本のクラフトブルワリーのピルスナー、
COPELANDの計4種の試飲セットが配られます。
このドイツとチェコのピルスナーを飲んで、
「震えるほどおいしい」と感じたことが原体験となり、
COPELANDが生まれたと語る鎌田ブリュワー。
集まったビアファンの皆さんは、話を聞きながら飲み比べることで、
鎌田ブリュワーの思いを追体験しているようです。
ピルスナーのみ4種飲み比べる機会というのも、実はなかなか貴重ですよね?
その後も、歓談は続きます。
後半は、次回開催やCLUB SVBの案内などに合わせて、
石原ブリュワーによる「シングルホップシリーズ」の新作の案内も。
このシリーズは、単一品種のホップを使って造る数量限定品で、
今回は「IBUKI」と「CITRA」の2種。3月1日発売予定です。
さて、宴もたけなわですが、楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。
お開きの時間となりました。
ビアファンとブリュワー=飲み手と造り手が、
同じ場所に集い、ビールを酌み交わす――。
気軽に参加できる、シンプルなイベントでありながら、
そこには「造り手の顔が見える」という
クラフトビールの大きな魅力が形になって表れています。
「去年、皆勤賞でした」
「8か月連続参加、記録更新中!」
という声も聞こえてくる常連の方たちと、
そんな常連さんに誘われて、初参加したビアファンと……。
ますますビアファンの輪が広がって、
BREWER’S NIGHTは、さらに熱気あふれるイベントに
なっていくに違いないと予感させる、節目の第30回でした。